2010年4月4日日曜日

塩山・慈雲寺のイトザクラ


朝7時にVFRで出発。中央道で塩山の慈雲寺に向かう。

藤野PAで休憩、勝沼ICで降りて38号線とフルーツラインで塩山方面へ。フルーツラインには慈雲寺への道案内が出ていて迷うことはなかった。9時前には慈雲寺に到着。すでにクルマの駐車場はいっぱい。裏道の路肩にVFRを停めます。

慈雲寺のイトザクラを見るのはこれがはじめて。ほぼ満開。

樹高15メートルのサクラが、滴るように枝を垂らして咲いている。樹齢300年らしいが、なんともフルーティな艶があるサクラ。樹の下に入るとまさにサクラの気を浴びているような気分。



お寺の慈雲寺は臨済宗、夢窓疎石が開創。

1337年〜1342年の開山というから時代は南北朝の乱世。鎌倉幕府が倒れ、後醍醐天皇、足利尊氏、新田義貞、楠木正成の活躍していた頃。夢窓疎石は後醍醐天皇に慕われ、敵方であった北朝の足利尊氏・直義の帰依も受けた禅僧。時代の真ん中にいた人物。

昨日からの意外なつながりも。小泉八雲の怪談『食人鬼』に夢窓疎石が登場する。これは、美濃国の山中で道に迷った夢窓疎石が、幽霊の食人鬼に出遭うという話。

勝沼・塩山のあたりは甲州桃源郷として桃の花でも有名。桃の花、あちこちで咲いてはいたものの、まだつぼみの畑も多い。見頃はもうすこし先らしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿