2010年5月23日日曜日

水上片品線・渓流と坤六峠


(続きです)
一ノ倉沢を後にして、林道を戻ります。

オートバイで乗り入れながらこう書くのも何ですが、谷川岳の林道は歩いたほうがよい気がする。せめて4キロ林道を歩き、一ノ倉沢へ。そのほうが絶景感も高まるだろうと。

R291を戻ってK63(水上片品線・奥利根ゆけむり街道)へ。
K63は水上から尾瀬へ抜ける道。
照葉峡、坤六峠を通り、風景の変化が楽しい道。

最初は走りやすい2車線。
でもスピードにはご注意を。ときおり猿も道を渡ります(この日は3回見かけました)。


藤原湖を見ながら20キロほど走ると奈良俣ダム。

堤頂高158メートルのロックフィルダム(コンクリート壁のダムではなく、粘土と岩を積んだダム)。ここから奥利根方面へすこし入ると矢木沢ダムもある(こちらはアーチ式のコンクリートダム)。

ダムを過ぎると渓流沿いの道に。
狭小路が目立ってきます。

いくつかちいさな滝を過ぎると照葉峡。
紅葉で有名な場所だけれど、他の季節もいい。ずっと水の流れに沿う道でせせらぎが聞こえます。バイザーをあげて走りたくなる。




照葉峡の先は坤六(こんろく)峠への上り。
周囲は次第に雪景色に。

坤六峠付近では路肩に停っている軽自動車が目立ちました。クルマを降りて山菜を採る人が多い。冬期閉鎖解除直後だから?



坤六峠から下ると尾瀬の入口・鳩待峠。
尾瀬は金曜(21日)に山開きされたばかり。鳩待峠への道は7月末までのシーズン中マイカー規制で通行禁止。

一気に尾瀬戸倉まで降りると、陽射しも戻って初夏の風景に一変。
緑がまぶしい。




水上から片品までK63で50キロほど。
たびたび立ち止まりながら走って2時間。ダム、渓流、雪景色の峠、そして尾瀬と風景に変化があって飽きません。

尾瀬戸倉で蕎麦をいただき、R401からR120で沼田へ。道の駅・白沢でしばし休憩。

白沢は去年秋、日光からR120で金精峠をこえたときも立ち寄った道の駅。よく整備されていて温泉(望郷の湯)もある。このあたり「望郷」のネーミングが多いのは(利根沼田望郷ラインとか)「赤城の山も今宵かぎり」の国定忠治から。

渋川伊香保方面まで広域農道を走ろうと思っていましたが、上りの渋滞が出る前にと2時すぎには沼田ICから関越に。朝の谷川岳の満足度が高く「もうちょっと」の欲が湧かなかったこともある。高速はスムーズに流れて4時すぎに無事帰着できました。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    いつも拝見させていただいています。
    今回のコース、昔に車で近くまでは行ったことはあったのですが、途中通行止めでした。(R122方面からでした。)
    バイクで今回と同じコースをたどってみたくなりました。
    いつも秩父方面ばかり行っていて飽きたところだったので、近々トライしてみたいと思います。
    言われてみると、確かに比較的近い場所です。

    毎回、写真も記事も旅に行きたい心をくすぐるような物ばかりで、、、。見ていてるだけでも癒されます。

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  2. ありがとうございます!

    私も赤城・榛名・草津のあたりまでは
    これまでも走っていたのですが、水上は今回がはじめてでした。
    この付近にあまり目が行かないのは
    ツーリングマップルでページの境界にあたっているせいかも(笑)。
    意外にいいところでした。ぜひおためしください。

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