2010年3月6日土曜日

台場・VFR1200Fに試乗


小雨の中、お台場へ。
この土日はホンダドリームの試乗会が開催されています。
昨日正式発表になったVFR1200Fにも試乗できました。

青海駅近くの会場に到着したのは11時前。
天気のせいもあるのか会場はさほど混んでいません。
受付を済ませるとすぐに試乗の順番です。

またがってみると、コンパクト。
両足で前後に動かしてみても軽く安定した感じです。重量は増えているのにVFR800より軽い感覚。マスの集中化が効いているんでしょう。足つきも良好(身長173センチ・ほぼ標準体型)。これもVFR800よりベタに両足が着きました。ポジションはVFR800とほぼ同程度の前傾です。

エンジン音は静か。しかし、アクセルをちょっと回すとV4らしいドコドコ感が出ます。いい感じ。ホンダ初のスロットル・バイ・ワイヤでリニアなレスポンスということでしたが、これははっきりとはわからない。

試乗コースは先導つきの場内2周、ごく短距離です。
ローとセカンドしか使えません。

いちばんの印象は低速がスムーズなこと。VFR800のような低速でのギクシャク感がない。ここが今日感じた最大の違いでしょうか。さすが1200です。コースの途中ですこし強めにフットブレーキをかけてみましたが、よく効きます。これはVFR800と同じ感覚。カーブでの車体の曲がり具合も、VFR800とほぼ同じ感覚でした。

降りてあらためて車体を見てみます。
塗装は上質感があります。タンクとカウルがつながっているところがデザイン的なアクセント。ホンダでいえばちょっとDN-01っぽくもある。好き嫌いが出そうです。

ホイール周辺は小雨のせいで汚れています。シャフトドライブはこういうときに便利そう。簡単な洗車で済みますね。
カウルは二層構造。
熱気を抑えると同時に風圧を軽減しているとのこと。
ウィンカーはカウルミラーにビルトイン。




短い試乗で、肝心の高速&長距離性能についてはまったくわかりません。とりあえず全体の印象は重量級メガツアラーというより、すこしコンパクトな上級スポーツツアラーのイメージ。排気量と重量が増えたにも関わらずVFR800と同等(あるいはそれ以上)のコンパクト感と取り回しの軽さがあるのは魅力です。

税込1575000円という価格。ホンダでいうとCBR1000RR(ABS)とほぼ同じ。BMWのR1200RTやK1300GTとくらべると約100万円安い。まあ高いといえば高いけれど、新型でかなりの開発費をかけてと考えると妥当なラインでしょうか。

ただ、話題のデュアルクラッチモデルはまだなので「しばらくは様子見」という人が多いかも(もちろん私も、当分のあいだVFR800に乗り続けるつもりです)。

今日の試乗会でも、CB1100のほうが人気が高そうでした(あたりまえ?)。


CB1100にも乗りましたが、これは乗りやすいです。
軽いし、エンジンのシルキーなスムーズさも印象深い。VFR1200Fで低速がスムーズと書きましたが、これは同じV4のVFR800とくらべての印象。最新空冷直4のCB1100は格段にスムーズです。後日発売予定のローハンドルのモデルにも乗ってみたくなりました。

CB1300のスーパーツーリングもありました。以前CB1300ボルドールに試乗したことがある(大きさのわりに乗りやすかった!)ので今回は乗りませんでしたが。

なんにせよ。V4・直4、空冷・水冷、ネイキッド・カウルつき……テイストの異なるオートバイが最新モデルのラインナップで出揃うのは嬉しいですね。

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