2010年3月20日土曜日

大宮・歴史博物館めぐり


春の彼岸で来客や墓参があり、この週末は遠出できず。
午前中にすこし走ろうと思っていたけれど、交通情報の画面を見ると各地で赤い渋滞。

あきらめて、午後遅くからリードで大宮へ。
大宮公園の周辺には博物館がいくつかあり、
今日は歴史民俗博物館と市立博物館へ。

「歴史と民俗の博物館」では特別展『雑兵物語の世界』を開催中。戦国時代以降の変わり兜や甲冑を展示。

変わり兜のデザインは多彩で、当時の美意識の幅を感じられておもしろい。キッチュだったりファンキーだったり。ヘルメットとプロテクタを装着する者としては親近感も湧く。

目をひいたのは上杉謙信の銀箔押兎耳形兜。
奇抜ななかにもシャープでモダンな感覚。さすが謙信公。

とカメラをむけていたら近くに撮影禁止のマークが……以後自粛。

ところで。
このところ時の流れがとても速くなった気がします。
年齢のせい? けれど20代の人からも
「もうすぐ4月? すごく速い!(ので仕事ぜんぜん終わらない!)」
という声を聞くので、あながち歳のせいでもないのか。

同時に、歴史が近くなった感覚もある。
以前は太平洋戦争は遠い昔な気がしていたが、最近は幕末でもナマぐさい近過去?に思える。江戸や戦国時代といってもまだまだ身近で、飛鳥とか古墳とかさらに縄文とか、それぐらいまで遡らないと古い時代という気がしない。

歴史関連の映像情報(世界遺産番組とか)が格段に増えたので、これは情報量のせいかもしれないけれど。なにか意識の時代スケールが変わってきたような。


そんなことを想いながら、博物館の館内を、縄文から明治にいたる数々のアイテムのならぶ通路を歩く。

市立博物館では、弥生土器の破片や貝塚の貝殻に触ることもできる。
貝塚は縄文海進の奥東京湾の時代のモノで、これくらい古代だと、さすがに遠い時代だな〜と思えます。


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