2010年6月27日日曜日
[シジュウカラ・巣箱の中]
朝から小雨がぱらつく日曜日。
先週末でシジュウカラの子育ても終了。
今朝は庭の樹にハシゴをかけて、巣箱を外してみた。
屋根蓋を開けてみると、中は意外に清潔。
底にはシュロ?の硬い葉が詰められ、上はイヌの柔毛をのせた子育てベッドになっている。ここで今年最低9羽のヒナが育ち、巣立っていった。すべて2羽の親鳥でやったこと。たいしたものだ。
人の世で戦乱があろうと何があろうと、春の季節になれば鳥たちはこのような営巣をし、世代を、生命を継いでいる。何年も、何千年も。そう思うと感慨深くもある。
巣箱は掃除をしてあらためて樹にかけておくつもり。
また入居してくれることを願いつつ。
2010年6月26日土曜日
ひたちなか・酒列磯前神社
蒸し暑い曇天の土曜日。
ひさびさに高速道路を走りたくなって11時すぎにVFRで常磐道へ。
……自転車とオートバイに交互に乗っていると、オートバイはエンジンつきの二輪車である(あたりまえ!)と実感します。ロードバイクでは両脚でペダルをこいで駆動させるリアタイヤを、エンジンが動かしてくれる。自然とリア駆動の感覚が鋭敏に。
タイヤにまたがる一輪車の感覚がまずあり、その前部に補助輪(キャスター角つき)とハンドルをつけたものが二輪車。さらにエンジンをつけたのがオートバイ。そういった構造の知識と、乗車時の体感をスムーズに擦り合わせできるような気がします。
……1時間ばかりひたすら常磐道を走り、那珂ICから海へ。
ひたち海浜公園・阿字ヶ浦を経て、酒列磯前神社(さかつらいそさき神社)に立寄ります。海辺の岬にたつ古社。
おおきな椿の木におおわれた長い参道を歩き本殿へ。
端正で清潔な印象の神社。めずらしく西を向いた本殿。
帰りも淡々と高速道路を走って4時帰着。
途中の友部SAにはトイレ入口にツバメの巣が。
夜も雲はあつく、月食は見えそうにありません。
2010年6月20日日曜日
[シジュウカラ・巣立ち2]
今朝は朝6時から巣立ちがはじまる。
4羽が次々にひょこひょこと出てくる。
昨日と違ってためらう様子はなく、どんどん出てくる。
近くの枝で羽を休めてから、飛んでいく。
これで終わりかと思っていたら、もう1羽。
これが最後の1羽らしかった。
この子は顔だけ出してずっとためらっていた。
そして飛べずに草むらに落ちてしまう。
どうもうまく飛べない。
近くの木にセミのように登っていって囀る。
飛ぶと地面に落ち、また木登り。
ときおり親鳥がエサを運んでいる。
様子をみて、どうしても飛べないようなら一時保護を考える。
5年前まで文鳥を飼っていたので給餌スポイトなどもあるし。
ただしシジュウカラの保護は届け出が必要。
そうならず、無事に飛んでくれればいいのだが。
午後1時。
すこしは上方に飛べるようになった様子。
一安心。
……すっかり巣立ち観察の週末になってしまった。
2010年6月19日土曜日
[シジュウカラ・巣立ち]
天気予報は雨模様。
しかし朝のうちに雨はあがり、昼には晴れ。
どこに出かけようか考えていたら、庭のシジュウカラの巣立ちがはじまっていた。もう出かけられません。
10時前、巣箱から出たばかりのヒナを発見。
全体に黄色っぽく、まだ羽もやわらかい。
巣立ちのときにはもう親鳥と見分けがつかない、とどこかで読んだ。しかしこのシジュウカラは明らかにヒナっぽい。好奇心旺盛なのか、気がはやいのか。さっさと巣箱の外に出てきてしまった様子。
巣箱を見ると次のヒナが顔を出している。
親鳥はエサをくわえて飛びながら、外に誘っているように見える。
ヒナはためらってなんども巣箱にひっこむ。
考えてみれば、ヒナが外界に触れるのは今日がはじめて。日射しも風も揺れる葉もすべてが初体験。
巣箱に戻ったヒナは「すごいよ。とにかく広いんだ、どこまでも続いてるんだ」とか仲間に話してる、のかもしれない。……巣箱の穴を通ると、凹の空間が一気に裏返って世界全体へ展開していく。
ヒナは30分もかけて次第に身体を外に出す。
そしてある瞬間、パタパタパタとはばたいて巣立ち。
蝶々のようなヨタヨタとした飛び方で近くの枝にとまる。
しばらくするとあぶなっかしい飛び方で枝を飛び移り、遠くへ行ってしまう。財布も携帯電話もなしで堂々と。
2時間ほどで3羽の巣立ちを見届ける。
午後に戻ってみると、巣立ったヒナ鳥が2羽とまっていた。
なんども羽をブルブルっとふるわせる。あまり動かない。怖がっているようにも見える。このときの姿、とても印象深かった。
巣立ちからせいぜい3時間後。
やわらかい生命が枝にとまって世界を眺めている姿。
見ると親鳥が隣にきてエサを与えていた。
午後5時、巣箱からはまだ囀りが聞こえる。
残りのヒナの巣立ちは明日以降になりそうです。
終日、巣箱を見ていた土曜日。
2010年6月13日日曜日
[シジュウカラの子育て]
庭のシジュウカラのその後、です。
巣箱からかすかにヒナの鳴き声が聞こえたのが今月のはじめ。ここにきてその声がだんだん大きくなってきた。ニイニイからチチチチいまはピピピピ。
数日前はまだエサを食べるときだけ聞こえていたのが、今日などは一日中ひっきりなしに囀っている。四十雀(一羽でもスズメがたくさんいるみたいに囀る)という名前のとおり、ヒナのうちから鳴くのが好きなのかもしれない。
それにしてもシジュウカラの子育てには感心します。
見ていると、親鳥は5分とおかずに次々とエサを運んでくる。
そしてヒナのフンや食べ残しをくわえて飛び立っていく。
次のエサを探して巣箱に運び、そしてまた……。
これが夜明けから日没までずっと続く。
ちいさな身体で、すごい運動量。
心なしか親鳥はすこしやせてしまったようにも見える。
巣立ちまで(たぶん)あとすこし。
神保町・VFRで散歩
2010年6月12日土曜日
◎荒川に沿って・河口へ
梅雨入り前の週末・土曜日。
COLNAGOで8時すぎに出発。
今週は荒川に沿って下流へ。
東京湾河口までの片道37kmを走ってみることに。
彩湖の幸魂大橋(外環道)を皮切りに、いくつもの幹線道路と線路の橋梁を通過する自転車道。
川口までは左岸の土手を走る。
国道17号付近で自転車道が工事中に。橋を渡って右岸に移り、その後は河川敷の自転車道を走る。快適な2車線道。
陽射しが強く、ときおり橋の日陰で休憩しながら。
対岸には首都高のC2環状線が見える。
C2環状線は河口の葛西ジャンクションまで荒川に沿った高速道路。
やがて足立区から墨田区へ。
墨田区に入るとわずかに潮の香りがしてくる。
土手からはスカイツリーも見える。
小松川を過ぎて荒川ロックゲートに到着。
たくさんのロードバイクが休んでいる。
ロックゲートは荒川と旧中川の水位差を調節して船を通行可能にする閘門。ここまでくれば河口はもうすぐ。
37km走って11時前に荒川河口に到着。
JR京葉線と高速湾岸線の橋梁(荒川河口橋)が架かる。対岸は葛西臨海公園、その先の舞浜大橋を渡ると浦安、ディズニーランド。
ロックゲートにあった説明ボードによると、荒川が現在の流路となったのは江戸の寛永年間(1629年工事開始)。
江戸以前は元荒川が越谷付近で古利根川に合流していた。それを現在の熊谷近辺で入間川の支流とあわせ、隅田川を経て湾に注ぐ河筋につけかえたのだという。これが物資輸送の大動脈となった。運河都市・江戸は、大川(隅田川)・荒川という輸送路に支えられ発展した。
帰り道、アイスコーヒーでも飲もうかと北千住駅近くへ寄り道。
と、住宅街で蛇に遭遇。
路地を渡るおおきな青大将(?)にびっくり。急ブレーキ。轢かないでよかった。
その後の帰路は軽い追い風もあって平均28km/hで至極快調に進む。1時すぎに無事帰着。
足立区・墨田区・江東区を抜ける河川敷の自転車道は、都市辺縁の自由な解放区のようで愉しい。
気持のいい半日サイクリングになりました。だいぶ日に焼けた。
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